情報277 枚方歴史ミュージアム「火怨の蝦夷・阿弖流為」

平成25年12月1日に枚方市市民会館大ホールで上演された。ひらかた(きむ)(たか)倶楽部の小中高生が演じるもので、2012年12月の初回公演に続く「火怨の蝦夷・阿弖流為」の第二回公演。今回も子供たちのいきいきとした演技に、会場は大きな感動に包まれた。

同倶楽部は、沖縄で始まった現代版組踊りの様式を手本に、枚方に伝わる歴史物語を舞台劇として作り上げることをとおし、アテルイら先人の気高い生き方を子供たちが学び、併せて地元に愛着や誇りを持つ子供を育てることを目的に活動をしている。「肝高」とは沖縄地方の古語で「心が豊か」「気高い志」という意味。

高橋克彦氏の『火怨 北の燿星アテルイ』を原作に、蝦夷の若きリーダー阿弖流為と仲間たちの「絆」を描いたもので、震災で大きな被害にあいながらも肝高の心で雄々しく立ち上がる東北の方たちの思いと、枚方との絆を重ね合わせたようとしたという。

劇中では河内音頭のルーツとも言われている伝統芸能の交野節「火怨の蝦夷、阿弖流為音頭」も歌われている。

なお、ひらかた肝高倶楽部は、子供たちのための舞台活動の継続を目的に平成26年度中に一般社団法人化を図るとしており、そのための出資者を募集している。

詳細は、連絡先 072-857-6000(FAX兼用) aaafz704★nike.eonet.ne.jp ★を@に変更してください。