情報224 アテルイ・モレの碑法要

 平成21年11月8日、京都の清水寺の<阿弖流為・母禮之碑>法要が関西在住の岩手県出身者など約80人が列席して営まれました。清水寺からは森清範貫主、大西真興執事長、森孝忍法務部長、加藤真吾学芸員、横山正幸顧問、故福岡精道師夫人の福岡惠美さんら11人。来賓として穀田恵二衆院議員、相原正明奥州市長、平澤政敏岩手県大阪事務所長、尭律子関西岩手県人会会長、元大阪府副知事吉沢健四国大学教授、村岡信明モスクワ・リスコフ芸術大学名誉教授、笠井義弘牧野歴史懇話会会長ら12人。主催の関西アテルイ・モレの会から松阪定徳新会長ほか30人。奥州市からは「アテルイ京都・北陸の旅ツアー」が組まれ、当会の及川洵会長ほか会員有志を含め25人が参加しました。
 当日の京都は朝から雨で、会場を碑前から大講堂内の円通殿に移して法要が行われ、森貫主ら僧侶が読経し、厳かな雰囲気のなかで参列者が焼香しました。法要後の直会で森貫主は「アテルイとモレ、そして田村麻呂を通じて京都と水沢の縁ができたことは非常にすばらしいこと」とあいさつ、当会の及川会長は「清水寺に慰霊碑を建立してから15回目の法要。こうして長く続けられてきたのも森寛主はじめ関西県人ら皆さんのおかげです」と感謝の言葉を述べました。