情報 劇団わらび座アテルイを舞台化

秋田県田沢湖町に本拠を置く劇団わらび座の創立50周年記念作品として、高橋克彦著『火怨~北の耀星アテルイ』を原作とする「アテルイ」がミュージカルとして舞台化されることになった。脚本はNHKの大河ドラマ「天と地と」をはじめ多数の有名作品を手がけている杉山義法氏、演出は中村哮夫氏。
「ミュージカル・北の耀星アテルイ」は、本年(平成13年)8月8日から来年1月2日までたざわこ芸術村のわらび劇場で公演の後、アテルイ没後千二百年にあたる平成14年の記念事業に合わせて水沢市で全国公演のスタートを切る予定になっている。すでに前売り券も発売されている。一般が2,500円(当日3,000円)、小・中学生が1,700円(当日2,000円)。
たざわこ芸術村には年間30万人が訪れているという。アテルイ没後千二百年記念事業準備委員会では、たざわこ芸術村で作っている地ビールにアテルイのラベルを作製、アテルイ・ビールとして販売、宣伝してもらうことも計画している。アテルイを全国に発信する準備は着実に進んでいる。アテルイを顕彰する会がどのような事業を行うのか、注目されることになろう。