情報219 田んぼにアート(アテルイの顔)

 平成20年6月1日、奥州市水沢佐倉河北田地内の水田で、田んぼをキャンパスに稲でアテルイの顔と中尊寺金色堂を描く「田んぼにアート事業」のスタートとなる田植えが行われた。美しい田園風景を持つ跡呂井地区の資源を生かした地域活性化策のひとつで、主催は市民有志などで組織する田んぼでアート実行委員会(森岡誠会長)。当日は地元の小中高生や住民のほか、市内各地から集まった農業者ら約120人が参加した。アテルイの顔はイラストレーターのTAGさんが図案化したもので、10アールの水田に絵と文字を表現するため三種類(紫黒米の朝紫、黄稲、ひとめぼれ)の稲の苗を植えた。絵は苗が成長するにしたがい徐々に見え始め、7月下旬から8月中旬に見ごろを迎えるといい、水田隣の公園(「巣伏古戦場跡」)内に建つ物見やぐらから楽しめるようになるとのこと。