情報164 連続公開講座アテルイ~「悪路王」からアテルイへ~

 花巻地区の「わらび座の『アテルイ』を鑑賞する会」が、アテルイ没後千二百年をミュージカルの鑑賞だけに終らせないためにと企画した。第1回(平成14年6月19日)[講師] 牛崎敏哉(宮沢賢治イーハトーブ館)「岩手とアテルイ」、第2回(7月21日)[講師] 瀬川司男(鑑賞する会会長)「アテルイと田村麻呂の史跡探訪」、第3回(8月17日)[講師] 相澤史郎(東海大学名誉教授、詩人)「悪路王伝説と田村麻呂伝説の起源」、第4回(9月23日)[講師] 山折哲雄(国際日本文化研究センター所長)「いま、なぜアテルイなのか」、第5回(10月19日)シンポジウム「私たちにとって、"東北"とは何か」[パネリスト] 斉藤彰吾(元北天塾副塾頭)門屋光昭(盛岡大学教授)、佐藤秀昭(延暦八年の会代表)。花巻市文化会館を会場として開催されたが、水沢市以外の場所でアテルイをテーマにした講座をこれだけ連続して開催したのは初めてのことであろう。