情報114 アテルイ出前講座

昨年10月に設立されたアテルイ没後1200年記念 古代から新発見「アテルイの里」づくり事業準備委員会(会長・村田行夫水沢市助役)は、没後1200年記念に向けた気運づくりとしてアテルイをより知ってもらうための講座を設置し、胆江管内で10人以上の集まりであれば要請に応じどこへでも無料で講師を派遣するというユニークな事業を実施した(3月まで)。
 平成12年11月17日の初回は、胆沢町愛宕公民館高齢者大学の35人が受講した。講師は延暦八年の会に委託しており、現在までさまざまな集まりに28回(水沢市12、江刺市7、胆沢町5、金ヶ崎町3、衣川村1)の講座を出前している。なお、出前講座の参加者に配布する資料として、A4判8ページのリーフレット「古代からの新発見 アテルイの里」も作製された。アテルイの登場と最期に関する史料のほか、アテルイの時代、古代胆江のリーダーたち、アテルイの里の伝説について、それに歴史マップと略年表がコンパクトに構成されている。