情報86 市民ミュージカル『北天の風・戯作アテルイ伝』

水沢市文化会館で開催される第8回水沢市民祭に、今年はアテルイをとりあげた創作ミュージカルが登場することになった。脚本・演出は盛岡市在住の加藤源広さん。劇団風紀委員会(盛岡市)の代表で、演出家、脚本家、演劇プロデューサーなどとして幅広く活躍している。「ストーリーは かつて都で位の高い貴族の娘だった百合姫の恋人となっていたアテルイ。姫を愛していた時の帝(みかど)は姫の取り戻しと、土地が豊かで黄金が眠る蝦夷の大地を手に入れるため大軍を進めると展開。征夷大将軍坂上田村麻呂とアテルイの間に生まれた友情、アテルイや蝦夷の人たちの心の豊かさなどを描く。」(胆江日々新聞より)主催者では、アテルイ、田村麻呂、モレ、桓武天皇など約百人の出演者を市民から公募し、九月十一日の初顔合わせから週二回程度、夜間を中心に約三十回のけい古を重ねて平成11年11月28日日の本番にのぞむという。