情報44 宮城県多賀城市と岩手県江刺市で「エミシの慰霊祭」

《エミシの慰霊祭~ほくとう銀河・多賀城の集い~》は、平成8年8月10日午後6時から多賀城政庁跡で開催された。主催はエミシの慰霊祭多賀城実行委員会。共催として、江刺市のアテルイ・モレ等エミシを慰霊する会、多賀城市のファンタジア多賀城パート2、縄文人会議、仙台市の東北縄文文化研究会。当会も名前を連ねた。アラハバキ(荒脛巾)神社への関係者参拝の後に慰霊祭を開催、実行委員長挨拶、追悼の辞、開祭の詩朗読、献灯・献花・献杯、と続き、レクイエムとして 【1】 市民ミュージカル『炎の迷宮~アザマロの乱~』より「エミシの歌」、【2】 熊谷真弓さんの縄文土笛演奏、【3】 飯豊鬼剣舞が捧げられた。『炎の迷宮~アザマロの乱~』は、多賀城市市政施行25周年を記念して昨年11月23日、24日の両日に上演された市民手づくりのミュージカル。宝亀11年(780)、伊治城で按察使・紀朝臣広純を殺害し多賀城を焼き討ちした伊治公呰麻呂の反乱を題材としている。
《アテルイ・モレ等エミシの慰霊祭》は、8月15日午後6時から江刺市体育文化会館で開催された。主催はアテルイ・モレ等エミシを慰霊する会を主体とする同実行委員会。当会も名前を連ねた。江刺市における慰霊祭は昨年に続き二回目。富沢会長の挨拶、江刺市長による追悼の辞、開祭の詩朗読、献灯・献杯、僧侶の読経のあと、約30人の参加者が焼香、最後に鹿踊りを奉納した。